三日前の夜、神社の境内に猫の子1匹。 家内が社務所に行くとニャアニャアなきながらつき廻って家までついてきたという。次の日は姿がなかった。 その日、午後3時過ぎ、ご婦人の訪問を受ける。 神社にお参りしたら、参道で猫がつきまとい、とうとう家に連れ帰った。右目に疾患があるようなので、病院に連れて行こうとしたが、休診ばかりでとうとう40㎞もはなれた町の病院につれっていって診察をしてもらったそうだ。 生後4ヶ月で眼は結膜炎とか。自分のところでは飼えないのだがどうしたらよいでしょうか、と相談である。 何とも困ってうちで飼うことにした。 その婦人はさっそく猫を連れてきた。猫用目薬と飲み薬にペットフードも一緒だ。 こんな優しい人に「うちでは飼えない」とよう言わんかった。 また次の日、近所のご婦人の話では、ちょっと前からこの辺をうろうろしていて顔の知れた猫だとか。彼女は猫に「良かったねいいところで飼ってもらえて」と。 この猫、誰にでもつき歩いて「何とか助けて」とねだったらしいが、みんな駄目だったと言うことらしい。 猫の努力はやっと報われて、お参りに来られた人に拾われて、とうとう、元の場所で飼ってもらえることになった。 やせている。いすに座っていると下から這い上って来てのど頸あたりをなめ回す。まだ母乳が恋しいのだろうか。髭を伸ばしているから、母猫の乳房と勘違いをしているようだ。 こんな境遇なのにボールを転がすと、たまをとる。 安心したらしい。これで良かったのかと思う。
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